【松田ラボ 第253話】

昔懐かしい匂い、夕暮れの時。
そこにはなにか、変わらないものを感じる。

列車の窓から、少し遠くを見てみる。
いつも見えているのよりほんの少し大きなパノラマが広がった。
遠くに見えるあのマンションには、どんな人が住んでいて、彼は(彼女は)どんな人生を送っているんだろう。この川の上流はあの辺りか、じゃあ流れのスタート地点はこんな風だろうかと想像してみる。
あの山はなんという山だろう。きっと誰かの家の裏山で、そこには思い出がたくさんあったりするのかな。うん、どこかそうあってほしい。
あそこを飛んでる2羽のカラス、きっと今、あいつらを下から見上げている子供たちがいるだろう。そのうち一人はきっと、あの頃の僕のように鼻を垂らしているに違いない。
そう、それは、あるいはあの頃の僕だ。

子供の頃、高速を走る車の中を想像するのが好きだった。とくに夜は、テールランプのオレンジの光の下、少しドラマチックな展開を描いては頬を赤らめたもの。
電車だってそう。一つの車両だけであれほど多くの人が乗っている。そして、その一人一人にかけがえのない人生があって、その列車が・・実際には見た目よりも遥かに大切な荷物を運んでいることにやがて気がつく。
そんなことを考えながら、いつも決まって夕暮れの空を見上げていたものだ。そう、それは僕が、まだ鼻水を垂らしていたような時分のこと。

という風に、僕はここまでの追想をある一つの匂いに導かれた。
鼻なんて、花粉症の時期以外はあまり意識もしないけれど、案外と働いているもんだな。これほどのノスタルジーを、たとえばほかのどの器官なら喚起させられるかと考えると、その隠れエースっぷりに驚かされる。
ようし、今夜辺り、角栓でも取ってあげることにしよう。



みなさん、こんにちは〜〜〜〜っ(^0^) 松田悟志です♪
先日は映画『やさしい旋律』のDVDリリースイベントにたくさんの方に来ていただきまして、どうもありがとうございました!! 大阪でのイベントというのは相当久々だったと思うのですが、会場に来ていただいたみなさんに本当に喜んでいただけたようで、僕もマジで感激いたしました(^^*)たくさんの方からいただきました、「もっと大阪に来てください!!」というお言葉は、そのまま事務所のほうに伝えておきましたんで、あとはチャンスさえあればすぐに実現すると思います☆
とはいえ、どうしたって引っさげて行く作品が必要ですからね(笑)、より大きなチャンスを掴むべく、また新たに気合を入れ直して頑張りますっ(^0^)/
それでは、今週もそろそろ参りましょうか♪
松田ラボ!!第253話〜〜〜っ!!!
『 ☆涙!!郷愁という名の飴に包まれた、りんご飴というスイーツ☆ 』
ん〜〜〜、スタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜トっ(≧◇≦)



5月の中ごろからこちら、何かと自宅を空ける仕事が多くて、僕は常に、生活用品のほとんどを詰め込んだ大きな鞄を引っさげていたように思います(^−^)
富士の裾野に始まり、気がつけば京都へ・・・なんなら京都から富士の裾野に出勤して、また京都に帰るなんてこともありましたから、その自宅離れたるやなかなかのものがありましたよね、いやほんとに(笑)。
とはいえ、毎週一度はギアステーションの収録で必ず東京には戻っていましたので(これがよりややこしい行きつ戻りつを演じさせたのですが(笑))、うちの愛魚たちはなんとか世話できましたし、まぁ、ぎりぎりでしたが慌しい中でもなんとか色々な部分のバランスを取っておりました(^^*)

そんなこんなで、あれはたしかそんなジプシー生活も後半戦、京都の嵐山電鉄に乗っている時だったでしょうか。停車した列車のドアが勢いよく開き、ふいに流れ込んだ風に乗って、フッと何かの香りがしたんですよ。
一瞬はそれがなんの匂いなのかわからず、ドアが閉まり、再び列車が動き出したくらいのタイミングで、僕はふと気がついたのです・・・「りんご飴や!」と(^^)
  「もう祭の季節か・・・京都の祭なら、覗きたいもんやな」
撮影所から街へと向かう道のり、僕は一応、その駅の名前を覚えておくことにしました。

しかしまぁ、なんというんでしょうか☆
こういう匂いによってふいに蘇る記憶と言いますか、この場違いな匂いによってズコ〜〜〜ンと開け放たれる頭の引き出しというのがあるんですよね(^^)
僕はこの時、一瞬にして幼少期から今までの祭の記憶が呼び覚まされたんですよ。
  ―友達と数人で引いたくじ引き。
 チョコバナナの露店。
 公園の石山の上で馬鹿騒ぎしたこと。
 喧嘩をしたり。
 仲直りしたり。
 確か初めてりんご飴を買ったのは高校生の頃だったか。高かったからね。
 その年、大切なおじいちゃんがいなくなったんだった。
 あれ以来、正直あまり祭には行かなくなった。
 それでもある年、僕が演じたヒーローのお面が売ってあるのを見た覚えがある
 から、どこかで行ったんだろう。
 そんな曖昧な記憶まで掘り起こされているらしい。

辺りを飛び交う関西弁も手伝ってか、思い出さなくてもいいような色々まで思い出して、僕はとてもセンチメンタルな気持ちになっていました。30歳を過ぎてもこういうことはあるんだなぁと、どこか新鮮な驚きがあり、
僕はつり革を掴む手にぐっと力を込め、肩がけにしていた鞄を背負いなおした。
  「うし!もっと一生懸命生きやんとな!!」
心の中で、そう自分に喝を入れ、気持ちも新たに追憶の旅から戻ったその時――

  「あ、食べる?」
「ううん、いらん」

目の前のカップル、その彼氏のほうが手の平に乗せている2粒の飴ちゃん。
遠慮した彼女にはさほどの関心もない感じで口へと放り込んだその飴。まさかとは思いつつ、それでも停車した列車のドアは無情な音とともに開き・・・
  「あ、この飴ちゃんの匂いかもしれん・・・」
そう、なんと僕が「りんご飴」の匂いだと信じて疑わなかったどころか、なんやったらそれによってものすごくディープな郷愁にかられ、小さな心にはまだ抱え切れなかった喜び、そして悲しみに触れ、もっと言うたら今の自分に強く喝を入れて、その目線をグイっと前方に向けたりなんかしてしまったそのキッカケは、単なる兄ちゃんの飴ちゃんの「にほひ」やったんですよ!!(爆)←「におい」でええがな!(爆)
そこにはなんの重みもなく、少なくとも隣で微笑む彼女が一旦その笑みを消し去ってまで遠慮したシロモノですからね(爆)、いや〜、驚きましたね〜(笑)。
その時の僕の気持ちというのはもうまさに、
そうそうこの香り♪ってお前の飴ちゃんやったんかい!!
どうも、ありがとうございました〜〜〜〜〜〜〜っ!!!(爆)
でしたからね〜、いや、マジで(笑)。

いやいやしかし、この夏という季節はそういう切なさがそこらじゅうに転がっているんでね、今後とも気をつけてまいりたいと思いますっ(≧−≦)(笑)
というわけで、京都での、夏の日常の少しヘンテコなひとコマでした〜♪
次回は、釣りなのかバスケなのか、なんか久々に僕の好きなもののお話なんかをさせていただけると嬉しいなと思います(^−^)
それでは、次回もまたお楽しみに♪♪


【今週の追伸】
今は京都での撮影も終わって自宅にいるんですけど、やはり自宅から出勤して自宅に帰るという形が一番しっくり来ますね(^^*)富士山の裾野から都内にスマイルの撮影に来て、また富士山に戻るとかね(笑)、本当ジプシーのようでしたから♪
梅雨入りしてからというもの、ゲリラ的な雨以外なかなか降ってないように感じるのですが、水不足等は大丈夫なんですかね(^^)ダム系のポイントに釣りに行くと軒並み減水傾向なんで多少心配になります(笑)。
ま、とはいえいよいよ夏突入です(^−^)
そろそろ夏らしいイベントが次々押し寄せてくることでしょう♪
みなさん、心して立ち向かってくださいな(^0^)/
ではでは、次回もまたお楽しみに☆
いつも本当にありがとう。

                         6月26日   AM10:51     松田悟志



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