【松田ラボ 第230話】

行きに比べると、随分と静かな列車だな。
急いでいる様子の人は一人も見当たらないし、疲れて眠ってる感じの人もいない。極めて大きな荷物を抱えてる人もいないし、イヤホンから音を漏らすような感じの人もいない。いや、そもそも会話というものがない。
なんだろう、ものすごく平穏。
走り出してまもなくは、まだ、扉が開くのに合わせて海の音が聞こえていた。
電車の扉が開いて海の音が聞こえることを特別なことだと感じているのは、とりあえずこの車両では僕だけのようだ。みんなにとってはきっと、当たりまえの日常なんだろう。少し羨ましい。

恐怖や緊張の後に訪れる弛緩というのは、強烈な疲れと同じ感触を持っている。
水銀灯が一つもない道を豆ライトひとつで延々と歩いたこと。気が付けば鬱蒼と茂る柿の畑に迷い込んでいたこと。まっ暗な階段をせっせと登った先が墓地の真ん中だったこと・・・そういう色々が今になって鮮明に思いだされる。
何事もなかったかのように、こんな平穏な列車に揺られている幸せを実感。

  ―前にもたしか、こんな目に遭ったことがあったな。
 何年ぶりだろうか。


列車は少しづつ都会のへと引き戻される。
扉が開いたら、ここでは喧騒が流れ込んでくるんだ。

今、一瞬だけ海の音が聞こえたような気がした。
これはなんというか、まぁ、変てこな矛盾なのだけれど・・・この都会に戻って来たことで、悔しいけれど心が少し安堵しているということを示しているように思う。離れたくて出た旅なのに戻って安心してしまうという感覚。
この辺りの感情というのは・・もしかすると、僕の、子供の頃から最も成長のない部分なのかもしれないな。それが好きか嫌いかはべつとして、旅から戻るたび、僕はそう感じている



みなさんこんにちは(^−^)松田悟志です♪
突然ですが、五月病は大丈夫ですか〜(^0^)っというのも僕ね、今年は珍しくゴールデンウィークをしっかりと休んでしまったからなのか、数十年に一度訪れると言われているかもしれないくらい重度の五月病にかかってしまったんですよ(笑)。もうね、眠ってもないのに何度も起きるというわけのわからない体調に苦しめられまして、そりゃもちろん仕事に合わせて無理くり何とかしましたけど、う〜ん・・・今回のはマジで参りましたね〜(笑)。
もうほんと、穴があったら眠りたかったです。←月の輪熊か!!
ってな感じで、では今回もさっそく参りましょうか♪♪
松田ラボ!!前回に引き続いて同テーマでの第230話っ!!!
『☆ひとり上手と呼ばないで!!☆中編 〜恐怖!!歩いて高速に乗る釣り人〜』
スタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜トっ(≧−≦)



あいた時間に毎日のように開いていた釣り場ガイドブックで、いつも気になっていたポイントがありました。神奈川県、根府川に位置する「江の浦港」。

去年の秋にとある雑誌編集部の方に数本のエギをいただいたことから急遽デビューすることとなったアオリイカのエギング(餌木(エギ)というルアーを用いてアオリイカを釣る釣法。海釣り業界では近年大ブームを巻き起こしている)にそれ以来どっぷりはまってしまっている僕にとって、『冬のオフシーズンを終えてやっと明けた春のエギングを高実績ポイントで!!』というのは、もはや何ものにも代えがたい命題でございました☆
もはやどれぐらい夢中かというと、その本にあった「軟体好き約束の地」というわけのわからないキャッチコピーにさえ目の色変えて興奮してしまうほどです(爆)。
というわけである休日、僕はしっかりと準備をした上で、まだ見ぬ江の浦港へと向かったのでございます(^−^)そんなお話♪♪


  「小田原から真鶴方面へ行くバスね。わざわざ交通の便よしって書いてあるし、まぁ、それなりにバスの本数も結構あるんやろうな♪」
実はガイドブックなんかの怖いところは、詳しく正確な情報が書かれているところと全くそうじゃないところとが同じように並べて載せられていることです(爆)。
小田原駅に着き、バス乗り場のことなんかもあまりわからないので、とにかくまずは観光案内所へ♪←大切なことです(笑)
  「あの、すいません。真鶴方面行きのバスで江の浦まで行きたいんですけど、何番から出るバスに乗ればいいんですかね?」
「・・・え?(と何やら隣の職員の方と目を合わせて困っているおばさん)」
「あ、ですから、真鶴方面行きのバスで江のう・・」
「もうないですよ・・・(可哀想な人に言う言い方で(爆))」
「・・・へ?」
「いや、だから・・・もうないですよ。朝に出たし」
「朝に出たしって、今まだ10時ですけど(笑)」
「ええ。9時に一本あるだけなんで」
「・・・・は?」
「いえ、だから、朝の9時に一本あるだけなんです」
「それ以外は一本もないんですか!?」
「はい」
「え、・・・あ、え!?いや、あのね(とマップのコピーの「交通の便も良いので電車&バス釣行もオススメだ」と書かれた部分を見てもらう(笑))」
「あ〜・・・・ミスプリですね」
「ミスプリて(笑)、編集部の人かっ(笑)。 え、あ、・・・失礼。でもじゃあ、えっと・・どうすればいいですかねぇ?」
「そうですねぇ、ここから熱海行きの電車で『根府川』というところで降りて、そこからタクシーでしょうかねぇ。う〜ん、歩いて行けなくもないですけど」
「そうですか・・・わっかりました。ありがとうございます♪」
というわけで、非常にわかりやすく出足を払われた僕は(笑)、とにかくおとなしく電車へと乗り込みました☆

  「(根府川って言ったら、あの本で隣のページに載ってた『根府川大根』の最寄り駅やな。こりゃ寄らない手はないから・・・よし、じゃあ『根府川大根→江の浦港』っていう流れで行こうか♪)」
トラブルのようで実は熱い展開かも!!なんて思いが過ぎったのも事実で、根府川駅に着いた僕は、駅前の観光案内地図をちらっと見た後、軽快な足取りで、地図上で海の方向へと下っていた道を降りて行ったのでした(笑)。
  「(この地図で見る限り、海に出られるのはこの道だけやもんなぁ・・・)」
高台にある駅からズンドコと海の方向へと下っているのはいいのですが、この道路、なんと全く歩道がない!(笑)いや、歩道がないというより・・白線がないっ!!(爆)
  「(これ地元の人はどうやって歩いとんねん・・・(困))」
すぐ横を猛然と走り去るトラックに戦慄しながら坂道を下ること約10分・・・なんとそこは高速道路さながらの合流地点でした(爆)。
  「(まてまてまて、なんで駅前通りがそのまま高速に乗っとんねん!!(爆))」
後々わかったことでは、これはただの有料道路で、信号は愚か、横断歩道等、とにかく白線というもの自体がないので相当な危険を伴うものの、一応歩行者にも開かれた道路だったようです(笑)。
ま、問答無用でUターンいたしまして(爆)。
  「(だって普通の道みたいに地図に乗ってたやんけ・・)」
そんな思いで駅前へと戻っていると、駅の手前で一軒だけある民家の影に、何やら妙な階段らしきものが隠れているのを発見!←ドラクエか!!
  「(これを降りたら・・海以外でどこに出る?方向的には絶対海に出られるはずやからなぁ・・・)」
ということで、とりあえず行ってみました。僕の性格の大きな特長として、迷うくらいならとりあえず行って(やって)みるというのがあります(笑)。


  「ん〜〜〜、何コレ・・・」
民家の横の階段だけあって、畑っぽい趣きもあるのですが、とにかく異様に傾斜がきついっ!!(笑)
駅のある高台から海までの水平な直線距離はものすごく近いので、それだけに傾斜がきつくなってるんですけど、まさに山道という感じの密林の中にある階段なので、とにかくムードが異様なんですよね(^−^;)
  「ってマチュピチュか!(爆) 急になんかジャングルみたいになったな・・」
辺りが少し暗くなるぐらいの樹木の厚み。山の斜面に細い丸太を押し込んだだけのような階段だし、下方を見てもグニャグニャだから先がわからない。
  「ん〜・・・とりあえず降りるしかないわな(笑)」
そんな風に言い聞かせながら黙々と下っていると、しまいには階段もなくなって、"山の中の少しだけ開けたところ"という感じの広場に出てしまった(笑)。
「え〜(汗)」なんて思いながら少し歩くと、なんといきなり駐車場(爆)。
  「だからどっからどう繋がっとんねん!ちんぷんかんぷんやな(笑)」
なんともキツネに摘まれたような気分で歩いて行くと、またもや駐車場の片隅に下へ降りる階段らしきものを発見!←だからドラクエかって!!(爆)
勇気を出して降りてみると・・・なんとそこは海岸沿いの遊歩道でした(^−^)

  「お、根府川大根の目の前やん♪」
目の前に、ポイントマップを見て想像していた通りの磯場が(*^^)
  「これはマジで、テトラ以外はデジャブ並みにイメージ通りやなぁ♪」
と、なんとも楽しい気持ちで大根の上へと上がって☆
先端のほうに先行者のおじさんがいたので声をかけてみる(^−^)
  「こんにちは♪」
「・・・うわ〜っ!びっくりしたぁ(笑)」
どうやらこのおじさん、手元に集中しまくっていたようで、普通のボリュームでかけた声に腰を抜かさんばかりでした(爆)。←ドラクエか!←全然違うわっ!!(爆)
  「あ、ごめんなさい(笑)。そうですか、釣れてます?」
明らかにメジナ(関西で言うグレ)狙いなので僕の釣りと直接は関係ないんですけど、釣り場についたら釣り人の性でついつい聞いてしまうんですよね(#^^)
  「ダメだねぇ、餌取りにやられっぱなし(笑)」
「そっすか(笑)。こっちのほう向いてエギングさせてもらってもいいですか♪」
「どうぞどうぞ♪♪」
というわけで、やっとこさエギング開始(笑)。
書き始めからここまで、なんたる長さでしょうか(爆)。
次回はしっかりラストまで行きますが、相変わらず内容は盛りだくさんの予定なので、覚悟しておいてくださいな(^3^)

ま、続き物だということを差し引いてもあまりに中途半端な終わり方ですが(笑)、「もう少し楽しみたい!!」というハングリーな方はぜひ「Google Earth」でその近辺の地形を俯瞰しながら読んでみてください(^−^)
あの辺りはなかなかの解像度で見られますんで楽しいですよ♪♪
ではでは、次回もどうかお楽しみ〜〜〜っ(^0^)/ 


【今週の追伸】
今回で最後まで行ける予定だったんですけどね、書いてるうちに全然ダメだということに気が付きました(笑)。それでも冒頭は最後まで行くつもりで書いたものなんで、いろいろなネタバラシがなされています(^^*)
まぁまぁ、結構な話なので次回もわりと長くなるかとは思いますが、お楽しみにしていてくださいね♪♪
では、今回はこの辺りで失礼いたします(^−^)
いつも本当にありがとう。
                       5月16日    AM6:15      松田悟志



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